ストロンググリップで飛距離を稼ぐ

ゴルフクラブの進化に伴ってゴルフスイングの基本のセオリーも変化しました。

ゴルフスイングの基本となるグリップ方法もそのひとつです。

最新のゴルフスイング理論では飛ばすグリップは「ストロンググリップ」とされています。

グリップ方式は、ウィークグリップ→スクエアグリップ→ストロンググリップヘと変遷を遂げてきたのです。

昔はウイークグリップが主流だったころもありました。このグリップは、左手甲がターゲット方向を向くように浅く握った上に、逆に右手を大きくかぶせてグリップする方法です。

しかし、これではインパクトの前にクラブフェースが開きやすいデメリットがあります。

文字通り衝撃に「弱い(ウィーク)」グリップなのです。数十年前には日本でこのグリップがはやった時期もあったと言われています。

飛ばないクラブと飛ばないゴルフボールの組み合わせでは強くたたいて飛ばさないと飛距離を出せなかったので、左に曲がりにくいらこのグリップ方式が定着したのです。

その後、パーシモン(柿の木)のクラブヘッドとスチールシャフトの組み合わせのクラブでも徐々に変化していって、左手の親指がシャフトの真上に向くスクエアグリップが基本の方式となりました。

ダウンスイングからインパクトの直前に手首を返すことで飛距離を伸ばす方法です。

その後、メタル、チタンとカーボンシャフトの時代に移って、よりボールをつかまえて飛距離を伸ばすためには、左手の親指がシャフトの真上よりも右側寄りにあてがうストロンググリップの時代になりました。ストロンググリップは文字通り当たりに強い握り方です。

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以前は敬遠されていたこのグリップ方式が、今や米ツアーでは主流となっているのです。ではこのストロンググリップの握り方の手順を説明しておきます。

  1. まずは、左手の握りを決めます。順に中指、薬指、小指の3本で握る感覚をつかんでください。この時、指の付け根にグリップがくるように握ります。
  2. 左手甲の半分くらいが正面を向くように深く握ります。目安としてグローブのネームが見えて、人さし指と中指の2つの関節が見える「2ナックル」になるのがベストの位置です。
  3. 左手が決まったら、その上に右手をかぶらないように添えます。右手の甲と左手の甲が平行になれば、ストロンググリップの完成です。

パーシモン
ストロンググリップを採用するメリットは、ダウンスイングの際に意識的に腕を使ってボールをつかまえる必要が生じないことです。

上体のローテーションでのゴルフスイングとなるため、自然なトップ・オブ・スイングができてオーバースイングになりにくいのが特徴です。

無駄なリストの動きを抑制して、身体とゴルフクラブを同調させる効果があるのです。

ゴルフスイングを安定させる、クラブの正しいグリップについてもう少し説明します。

ゴルフスイングにおけるグリップの役割は、非常に繊細かつ重要なものです。握りに力を入れすぎると、クラブの性能が十分に発揮できない力まかせのゴルフスイングになりがちです。

逆に、力を抜きすぎるとクラブがすっぽ抜けたり、インパクトでヘッドの向きがとんでもない方向に回ってしまう恐れがあります。

正しいグリップの強さとは、適度に押さえたそれほど力を込めない握り方です。これはストロンググリップともそう反しない共有することができる考え方です。

ここでいきなり、クラブを握るとわかりにくいかもしれませんので、他のものを使ってグリップの感覚をつかんだ方が良いでしょう。

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雑巾を絞るような要領でギュッと両側から絞り込むことが正しいグリップとアドバイスを受けるかもしれませんが、これはよくありません。

昔のゴルフクラブは腕の力でフェースコントロ-ルする必要がありましたが、今のゴルフクラブは、自然に振るだけでフェースはまっぐボールに当たります。

ストロンググリップ(フックグリップ)とは右手を少しかぶせ気味に握るグリップ方式で、ハンドファーストとは手もとを左足の前に近く持ってくることです。

こうすることで確かにフェースが立って、確かにまっすぐに飛びそうな感じがつかめます。

アベレージゴルファーになると、ボールを引っかけてしまい、うまく飛ばないことも減るでしょうからこのグリップ方式でも良いでしょう。


現時点でゴルフスイングのグリップ方式で主流となっているのは、オ-バーラッピングとインターロッキングの2つと言えそうです。

グリップで握りやすさは非常に大切な要素のひとつですから、まずは2つの握りを試してみて、どちらが自分のゴルフスイングのタイプに合っているかを確認してみると良いでしょう。

手のサイズが比較的小さ目のゴルファーは、インターロッキングがどちらかといえば適当かもしれません。

どちらのグリップ方式にも共通するのは、小指と人差し指を触れさせる状態を作ることで右左の一体感が生まれ、あたかも1本の軸になったようなイメージでヒットさせることが大切な点です。

グリップの形自体はかなりシンプルなタイプです。正しいグリップは握手するイメージで軽く握るだけで出来上がってしまいます。

大切な点はどんなグリップの形を作るということではなく、力を込めるポイントや入れ加減を調整する感覚です。

軽く握ろうとしても、どうしてもリキミが入ってしまう場合や、左右のバランスがうまくとれないと感じてしまうこともあるでしょう。

こうした場合は、グリップの形をマスターした後は日用品などを練習に取り入れてみて正しいイメージをつかむことを試してみましょう。

オーバーラッピッグは、現在一番主流となっているグリップ方式と言えるでしょう。ゴルフスイングを練習するスタートとしては最適です。

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左手の人差し指の上に右手の小指を乗せる形でグリップします。人差し指と中指の中間に乗せるタイプもあれば、人差し指の端に軽く乗せるだけのタイプもあります。

手のサイズは人それぞれ違うわけですから、一番握りやすいと感じる方法をこの中から選ぶといいでしょう。

意識せずに小指を乗せられるポジションが見つかれば、そこがベストな位置と思って良いでしょう。

オーバーラッピンググリップは、両腕に一体感が生まれやすく、比較的簡単にできる握り方です。

超初心者が最初にクラブを握る場合は、オーバーラッピングをおすすめします。違和感を感じるようであれば、そこから別のグリップ方式を試してみると良いでしょう。

インターロッキングは、左手の人差し指と右手の小指を絡ませるように持つグリップ方式です。

指を絡ませるぶん、オーバーラッピングよりも両腕の一体感はより一層強まりますが、手の力は入りにくくなります。自分のゴルフスイングに合うように調整すると良いでしょう。

ゴルフクラブを握るとどうしても力が入りすぎてしまうタイプの人は、この握り方のほうが力みが入りにくくなる可能性があります。

人差し指と小指の絡ませ方は、オーバーラッピングと同じ様に、個人個人違ってきます。

深く絡ませるほうがより力が抜けて一体感が強くなり、軽く絡ませればその傾向は弱まります。この場合も自分がいちばんスイングしやすい握りからで構いません。
ゴルフクラブいろいろ

ゆるくグリップできれば、腕力にほとんど頼ることなくしっかりと脇を締めたゴルフスイングができることは確かです。

しかし、いざゴルフクラブを握る段階になるとこれがうまくできなくなってしまう人が多いのも事実です。

この原因を、大まかに分類すると2つの理由が考えられます。第一にクラブがすっぽ抜けないにしても、ボールに当たった時点でブレが生じてしまうのではという懸念が湧くことです。

第2にボールを目の前にすると「できるだけ飛ばしてやろう」という欲張りな心理が働くためです。

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ブレの問題については、シャフトの先の重いヘッドが加速した状態で、軽いボールに当たるわけなので、心配する必要はありません。

ミスが生まれる理由は、手で必要のない力を加えることであって、ヘッドの戻るタイミングが違ってくるせいなのです。

飛ばそうとする心理に関しては、心の力みが身体の力みにつながるので、自分で意識するしかありません。

こうした力みを避けるためには、日常生活を通じてグリップの感覚をからだに覚え込ませることで対処しましょう。

グリップのV字の向き

グリップした時の人差指と親指でできるV字は、アゴを指すのか右肩を指すのが正しいか?

ゴルフのレッスン書を見てみると必ずといっていいほどこのV字の方向のセオリーが載っています。

ある本では「左右ともアゴを指せ」といい、別な本では「左右それぞれ右肩(あるいは右の首の付け根)を指すように握れ」と書いてあります。

これは初心者ゴルファーをおろおろさせり最たる格言ではないでしょうか。こんなことに何年も悩んでいるゴルファーもたくさんいるのではないかと心配になってきます。

この問題に関しては、以下のように考えると理解できるかもしれません。

つまり、左手のナックルが二つ見える「ナチュラルグリップ」を作った状態で鏡をみると、左手の親指と人差指双方の付け根でできるV字は右肩を指すでしょうし、さらに先端の指先でクラブを挟み付けて作られるV字はアゴを指しているでしょう。

同じ具合に右手を横からゆっくりと添えてグリップしますと、指の付け根のV字は肩を指し示し、先端のV字はアゴを指すことでしょう。

但し、アイアンクラブの場合では右手が少し左へかぶって、指の根元のV字はアゴを、指先のV字は左首の根元を指し示すケースもあります。

このようなまぎらわしいV字のセオリーより、左手でドライバーを持って、金槌のようにソールで軽く地面を叩いてみれば正しく握れるはずです。

こうした具合に、セオリーを唱える人の主観によって、全く説明内容が異なってしまい、それを更にまた個人のゴルファー達がおのれの主観で解釈してしまう実に不幸な間違いが、あらゆるところで生じているのです。

「どこの部分のV字か」をきちんと説明しておかないから、こんなことになるのです。

グリップ論の最後

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飛ばそうとグリップエンドいっぱいに握るのはいけません。

グリップエンドは太いので操作しにくいですし、ダウンスイングで振り遅れてスウェイやクラブヘッドの開きが生じてしまい、結局は飛距離も方向性もどちらも損をしてしまいます。

少なくとも5ミリ以上は余るくらいに握りましょう。それから、グリップ方式を新しく変更することに、不安感や違和感を感じる人も多いのではないでしょう。

しかしこれも、変えたいと考えるグリップを作りながら、ゴルフのテレビ中継やビデオでも見ながらときどき左右にワッグルをしてみることで落ち着くことでしょう。

テレビ番組が終わる頃には、もうそのグリップがすっかり身について、逆にこれまでのグリップ方法に違和感を感じるようになっているでしょう。

人間が持つ心理的な抵抗感や手で感じる違和感といったものは、そのくらいのものなのです。

最後に蛇足ながら、ゴルフスイング全体の基本としていえることですが、変えるならば少しずつ変えるのではなく、思い切りこれまでとは反対方向に変えてみて、そこから少しずつ変更する方がベストの状態に微調整する近道になるでしょう。

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