ラフの状況に応じたゴルフスイング

ラフの状況に応じたゴルフスイングの考え方を説明してみます。

ひとくちに「ラフ」といっても普通のラフから深いラフまで、あるいは順目のラフと逆目のそれでは難易度が大きく異なります。

普通のラフであれば特別に意識する必要はありません。

温暖の差が大きい日本列島ですが、それでも9月ならば、まだまだ全国どこでもラフは元気に伸びるでしょう。

浅いラフなら何ら問題はありませんが、クラブヘッドが芝に絡むほどの強いラフをどう克服していくかは、スコアメークの大きなポイントのひとつに挙げられます。

場合によっては、ボールが浮いてフェアウエーよりかえって打ちやすいという状況さえありうるのです。

少し深いラフでボールが浮いている状況では、クラブのヘッドが下をくぐってしまわないことだけを「Be careful」です。

これもティーアップしてのゴルフスイングだと考えれば、特に大きな問題ではありません。

問題になるのは、ボールの半分以上がラフに沈んでいて、その上逆目の深いラフという状況です。

これは、非常に厄介です。グリーンまでの残り距離だけを考えて、フェアウエーと同じ判断でクラブを選択することは大変リスキーです。

意識の上では、深いラフは、ハザードと認識すべきで、まずはとにかく脱出することが大前提となります。

過去には、ラフからの脱出を図るゴルフスイングとして、2つの方法が紹介されてきました。

ひとつはラフの抵抗に負けまいとしてグリップを強く握り、フェースをかぶせて打つアーノルド・パーマーのやり方で、もうひとつは、緩くグリップしたままクラブヘッドの重さに任せてフィニッシュまで振り抜くジャック・ニクラウスのゴルフスイングです。

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最近流行のラフからの脱出法の基本的なゴルフスイングは次の通りです。

  • スタンスとクラブフェースを少し開き気味にかまえる。
  • アウトサイドにバックスイングする。
  • ダウンスイングでは鋭角的な振り下しにする。
  • インパクトを強調しないで、フィニッシュまでヘッドを振り抜く意識を持つ。

ラフの厳しさを痛感するのは、芝の伸びに勢いがつく季節です。深いラフにボールが入ってしまうと、ロストボールにもなりやすいので非常に厄介になります。

インパクトのタイミングでボールとクラブフェースとの間に芝草が挟まって、ボールにバックスピンが加わりにくい状況であることにも気を使います。

この状況ではフライヤーになって、普段でないような飛距離が出てしまう可能性もあります。グリーンをキャリーでオーバーするような状況になることもあるでしょう。

また、手入れがされていないモジャモジャに伸びたラフでは芝草の抵抗がかなり強くなり、ボールを打ち出すだけで精一杯になる場合もあります。

ラフに打ち込んだらゴルフスイングの前に、まずボールのライ、芝の状況をチェックすることが大切なことはこれまでも述べてきました。

ボールが芝草に浮いているのか、沈んでいるのかでゴルフスイングは大きく異なります。

クラブヘッドが振り抜ける程度のラフなのか、それさえ難しいラフなのかをチェックしてからクラブ選択する必要があります。

グリーンまでの残り距離だけを根拠としてクラブ選択してしまうと、ラフから脱出することさえかなわないこともよくあります。

ラフではペナルティーが科せられたエリアに等しく、0.5罰打が加えられた状況とも言えますので、次のショットが打ちやすいエリアヘボールを出すことを一番重要視してゴルフスイングをどうするのか決定するのが賢明な判断です。

クラブ選択の基本は、ラフが深くなるほどロフトの大きなクラブを選び、ボールを前方に飛ばすのではなく、上方に打ち出す意識でスイングすることでラフからの脱出を成功させましょう。

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ゴルフスイングのポイントとしては次のような点が考えられます。

まずはフェースを右方向に向けてオープンに構え、ダウンスイングの時点でヒール側から振り下ろしてインパクトを迎えるイメージを持ちます。

ヒール側から入れる効果としては、芝草の抵抗を受けにくくすることができます。

クラブフェースをオープンにする理由はヒール部分に芝草が絡んでしまい、フェースが返り過ぎることを避けるための対策です。

さらに考えるべきことは、通常と変わらないゴルフスイングを目指すことです。

ラフだとつい鋭角的にクラブヘッドを打ち込んでしまい、フェース面とボールとの間になるべく芝草を挟まないようにするゴルフスイングになるかもしれません。

しかし、鋭角的に振り下ろしてしまうとますますラフの抵抗は強くなり、クラブヘッドを振り抜きにくくなることも考えられます。

つい力んでしまうゴルファーもよく見かけます。普段のゴルフスイングと同様にフィニッシュ位置までしっかりとクラブを振り抜く意識を持ちましょう。

ラフではない場合のゴルフスイングと同様に、飛距離を伸ばそうと意識してしまうと不要なリキミが入ってしまいヘッドが走らず、ラフの抵抗が大きく感じるばかりです。

ラフの状況に応じたゴルフスイングに関して説明を加えれば、芝から受ける抵抗を計算したゴルフスイングになるわけですから、アドレスでクラブフェースが開いていても、インパクトのタイミングでは芝が絡んでスクエアの状態に戻ることを想定しています。

これは芝の抵抗によって起きるヒッカケのミスショット対策にもなります。

ゴルフスイングはアウトサイドインの軌道を描いて、フェードを打つタイプのゴルファーの方がこの状況に適しているとも考えられます。

これでとりあえず脱出できる確率は高くなりますが、ラフの深さに応じてロフト角のある短いクラブを選択することが大きなポイントになります。

たとえば、残り160ヤードで、フェアウエーでもゴルフスイングが難しい3番アイアンや4番アイアンを手にしてしまっては、ミスの確率は高まるばかりです。

このケースではドライバー(ウッド)の項目でも紹介したように、ソールを滑らせて芝の抵抗の少ない7番ウッドや5番ウッドを選択するのが妥当です。

プロゴルファーでも残り170ヤードのラフから、フェースを開いて7番ウッドで打つ状況も十分考えられるのです。

ボールが深く沈んだ場合は選択の余地はありません。残り距離に無関係にSW(サンドウェッジ)かAW(アプローチウェッジ)のどちらかを選ぶべきでしょう。

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またグリーンを狙える距離だとしても、通常よりもスピンがかかりにくいことを考慮に入れてスイングしてください。

ヘッドスピードの速いタイプのゴルファーなら、フェースとボールの間に芝が挟まってしまい、ボールが飛びすぎる「フライヤー」という現象が起きることも考慮する必要があります。

いずれにしても、ラフからのゴルフスイングの基本は「手前から攻める」ことに徹することです。こうしたポイントを理解しておけば、ラフの状況でも手ひどい仕打ちは受けなくて済むでしょう。

頭脳と身体とゴルフクラブを有効に活用して、ラフに打ち勝つゴルフスイングを目指しましょう。

アプローチショットにミスが出て、グリーン周りのラフにつかまった状況は少し面倒です。

アマチュアはピンまでの残り距離が短いためのオーバーを恐れる余りついインパクトを緩めてしまいがちです。

インパクトを緩めてしまってはラフから打ち出すことは大変難しいものになります。

グリーン周りのラフからのアプローチショットでは、通常のゴルフスイング以上にボールのライを入念にチェックしておくことが成功のためのおおきなポイントになります。

芝は順目か逆目か、ボールが芝草に浮いているのか、沈んでいるのか。さらにボールからピンまでの距離がどれくらいなのかで使用クラブやゴルフスイングの仕方が違ってきます。

芝が順目ならインパクトの際に、クラブフェースとボールとの間に芝の影響を受けずにバックスピンがかかりやすい状況だと言えます。

しかし、逆目の場合には芝の影響でバックスピンはかからず、ランはどうしても長くなりがちです。このことを念頭に置いてプレーすることです。

逆目でランが長くなりそうな状況では、そのランを利用した方がミスショットにつながる確率が低くなり、容易に寄せやすくなるためです。

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この場合のゴルフスイングでは、ピッチングウェッジかアプローチウェッジを選択して、アドレスではセンターよりも右足寄りにボールをセットして、グリップの位置が左足太もも前に来るハンドファーストの構えにします。

右手リストの角度を維持したまま、フィニッシュの高さまでしっかり振り切ることが必要になります。ラフからのゴルフスイングはフィニッシュまでしっかりと振り抜くことが成否を分けることになります。

また、低く転がし出すゴルフスイングとは逆に、ボールを高く上げて寄せる場合もあるでしょう。砲台グリーンなどがそれに当たります。

この場合は、サンドウェッジを使用してクラブフェースを真上に向けるまでオープンにして、ボールのセット位置を左足寄りにセットします。

インパクトでは、ボールの真後ろにクラブヘッドをしっかりと入れることはあまり重要ではありません。

バンカーショットのように、ボールの真後ろのターフもろとも打ち出すイメージを持てば十分です。大胆に、大きくフィニッシュまで振り抜くことが必要です。

クラブフェースをオープンにしているわけですから、どんなに激しく振ってもグリーンをオーバーするほどの飛距離は出ないでしょう。

インパクトでクラブヘッドの走りを減速してしまうと、トップやダフリのミスショットを招く危険性が増すので注意してください。

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