アプローチショットの種類

アプローチショットやパットの技術が1打でも少なくラウンドしたいというゴルファーなら当然持っている願望を支えるものになります。

ドライバーでのナイスショットをスコアに反映させるためにも、ミスショットのリカバリーショットとしてパーセーブを狙うためにも欠かせないテクニックです。

今回と次回は、アプローチを使う状況と特徴を解説します。

プロゴルファーでもアマチュアでもスコアメイクのポイントになるのは、アプローチショットとパットのテクニックです。

ゴルフ練習場に出向いても、中心になる練習はドライバーショットに多くの時間を費やす人が多いと思います。
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しかし、本番コースに行けば「もう少し、グリーン周りのアプローチショットがうまくいけば・・・」と練習不足を痛感するゴルファーも多いのではないでしょうか。

アプローチショットは、状況に応じてそのゴルフスイングも違ってきます。一般的には、3種類に大別されます。

ランニングアプローチ、ピッチ&ラン、ロブショットの3つになりますが、それぞれのショットがどんな特徴があるのかを予め把握しておくことは当然、必要になってきます。

それぞれのアプローチショットの概要を説明しておきますが、今回はランニングアプローチについてです。

◆ランニングアプローチ
特徴:ピンに対して点で寄せるのではなく、ボールを転がしてラインで寄せるショットです。そのために距離感が出しやすいメリットがあり、3種類の中でチップインする可能性が一番高いアプローチです。

条件:ボールがグリーン周囲や花道にあり、ピンまでの間に特別な障害物がないことが前提条件です。

パターを使うとカラーなどでボールの勢いが無くなってしまう恐れのある状況で有効なゴルフスイングです。

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使用クラプ:7番アイアン以上のロフトのあるアイアンやウェッジの使用が良いでしょう。

3番~6番アイアンではグリップを短く握ってもクラブ自体が長いので、ランニングアプローチには使用しずらい面があります。

ところで、グリーン周りからのアプローチショットは、必ずサンドウエッジというふうに、はじめから決め付けてしまっても構わないでしょうか。

本当に、SWで意図したとおりにピンそばまで寄せることが必ずできるでしょうか。

確かにプロたちのプレーを見ていると、グリーン周りからのアプローチでSWを多用しているのがわかります。

クラブフェースをオープンにして、ソール後方部分のバウンスを利用してヘッドを打ち込むプレーや、ボールをクリーンにヒットしたりしています。

確かにさまざまなショットを打ち分けているわけですが、それだけ高いテクニックが必要になるのが、SWでのゴルフスイングとも言えるのではないでしょうか。

キャディーバッグの全てのゴルフクラブの中で、一番ロフトが大きいのがサンドウェッジです。そのフェースを開けば開くほどバックスピンがかかりやすくなります。

しかし一方で、上にボールが飛び出しやすくなり、距離感をうまく出すのが難しい側面もあります。

アマチュアならトップのミスショットになる危険性もそれなりに高く、それだけ難しいゴルフスイングになるとも言えます。

しかし、それでもプロ達のようにバックスピンのかかったアプローチショットを打ちたいと願うアマチュアの気持ちが理解できないわけでもありません。

ここはクレーバーなゴルフクラブの選択をすべきところです。その場合、ピッチングウェッジ(PW)を使うというのはどうでしょうか。

SWよりもロフトが小さく、フェース面が立っているクラブであるため、ボールにコンタクトしやすいメリットがあります。

その上フェースを開くことでソール後方のバウンスが利くため、少しくらいダフってもヘッドが滑ってくれます。バックスピンもかかりやすくなるでしょう。

この場合のゴルフスイングは右足前にセットしたボールに近づいたスタンスをとります。、近づいた分だけ短くグリップします。

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グリップの位置が左太ももの前のポジションにくるハンドファーストの構えを作り出したら、パッティングの感覚で肩の動きを使うだけのゴルフスイングをするのです。

リストを使わずにクラブヘッドを振ることでインパクトの状態がステーブルになり、確実にボールを打ち出すことができる点がサンドウェッジのゴルフスイングよりも容易になります。

サンドウェッジを使ったアプローチショットと比較すると、球筋は低くなりますが、バックスピンがちょうど良いくらいに利くので、転がり過ぎる心配はいりません。

まずは、PWでのアプローチショットをマスターしましょう。PWでの寄せが問題なくできるようになってから、サンドウェッジでのアプローチショットを練習し始めても遅くはありません。

その方が、アベレージゴルファーのとるべき方法としては妥当だと思います。

パットの要領で打つランニングアプローチ

ランニングアプローチとしてミスが非常に少ないのはパットの要領で打つ方法です。

ここで、パットの要領で打つランニングアプローチに関して説明を加えておきましょう。これは、ストローク方式のパッティングをするのと同じ要領で打つやり方になります。

確実性の点では非常にすぐれた打ち方なので、勝敗の分かれ目になるシーンや自己ベストの更新がかかったシーンでプレッシャーを感じた場合などに有効な方法です。

このようにミスになる確率が低い点ではメリットの大きなアプローチショットなのですが、パットと同じ打ち方をする関係上、ボールが沈んでいる状況などのライが悪いケースには不向きだというデメリットもあります。

また、芝に食われやすいアプローチショットになるので、ボールのある場所からグリーンまでの距離が長いときは不向きです。とは言え、冬場などグリーン周りの芝が枯れてしまっている場合には使えるショットです。

構え方はクラブを吊り気味で左右対称のストローク

このアプローチショットでは、左右均等の体重配分でアドレスすることになります。

つまりは、パッティングの場合と同じ体重配分にして、そして同じ構え方をするということです。ボール位置もスタンスの中央にします。

使用するクラブは、7I~9Iが一般的でその中でも自分が一番得意とするクラブを選択すれば良いでしょう。

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構え方としてはクラブは吊り気味にします。両ヒジは少し曲げてリラックスさせて構えるようにして張り詰めた状態にはならないようにします。

そして、ストローク式のパットをするのと同じ要領で、腕と肩が作る5角形を崩さないように意識して、左右対称になるようにストロークすれば良いわけです。

鋭角的にクラブヘッドを落とすことはしませんから、その点ではスピンをかけるランニングアプローチのときの打ち方とは違います。

ボールの手前cmくらいの位置から、芝の上を滑らせるようにヘッドを入れていって、ボールの側面を払い打つ要慮で行います。

ここで払い打とうという意識が強く働くと、左ヒジが引けてしまう場合があるのでその点は注意しましょう。

グリップ方式は、通常のアプローチショットと同じ握り方でも構いませんし、パットのグリップ方式で握っても構いません。

自分がストロークしやすいどちらかの握り方を選択すれば良いのです。グリップは、両手を左右に大きく開いてやります。

ヒールを少しだけ浮かせて打つ

ランニングアプローチの場合は、パットとほぼ同じ打ち方を基本的にすれば良いのです。使用クラブは7I~9Iと書きましたがPWでも良いでしょう。

けれども、サンドウェッジにするとボールが上がり過ぎるので、この打ち方には適していません。

そして、スイングが左右対称のストロークになるようにして、極めて機械的にシステマチックなスイングにします。

この際に、クラブヘッドのソールを地面に着けずに、ヒール側を少しだけ浮かせて構えた方が良いでしょう。そしてその状態をキープしてスイングします。

ヒール部分を浮かせることで、ソールの接地面積が少なくできるのでダフリのミスが出にくくなって、スムーズに振り抜いていくことが可能になるのです。

木間を抜くアプローチ

木間を抜くアプローチショットを狙うには、ボールを右足つま先前方になるようにセットアップしてハンドファーストに打ち出すのがポイントになります。

ショットが曲がってしまって林の中に打ち込んでしまったら頭を抱えてしまうでしょうが、落ち着いて対処しましょう。

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せっかくグリーンを間近にしているのだから、強引にピンを狙う方法をとるか、もしくは1打の回り道で迂回作戦をとるかを選択する必要が出てきます。

この場合に考慮しなければいけないのは、ボールの置かれたライの状況と打ち出して方向の状況です。

例えば、ボールのライに恵まれて木立と木立の間があいている状況で、その上グリーンまでの間にバンカーなどが存在しないのであれば積極的にグリーンを狙うという選択肢が有望になります。

逆にそれらのどれかが問題となる条件なら、何の未練も持たずに真横にポンと打ち出していくしかありません。

状況次第では後方に打ち出すケースさえあります。この見極めが、実戦でのスコアメイクの上で非常に大切なポイントになってきます。

一発脱出を狙う場合は、ボールは右足つま先前方にしてハンドファーストのアドレスをとりましょう。

そして、そのままの体勢でコンパクトに打ち出してやります。

つまり、ランニングアプローチのイメージが正解です。もちろんヘッドアップは絶対に避けましょう。

真横に迂回する場合は、当然ですが次のショットが打ちやすい場所まで確実に運び出すことが最も重要な課題になります。この場合は、急がば回れと覚悟しましょう。

一旦、一打損する覚悟が固まったたら、確実なヒットを心がけましょう。この場合も、ヘッドアップは禁物です。

クラブも短く握ってコンパクトなスイングをめざす上に、使用するクラブはなるべくロフトの少ないミドルアイアンが妥当なことろでしょう。

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